私は看護師として訪問入浴サービスに長年従事してまいりました。
言うまでもないことではありますが、お風呂は、やはり良いものです。日本の文化である「お風呂」を、どんな方でも安全に、そして安心してご利用いただけるようにとの想いで取り組んでまいりました。

私たちウィズでは、寝たきりで自宅での入浴が困難になった方、人工呼吸器を装着しているような医療依存度の高い方、床ずれでなかなか改善が見られない方、終末期でもお風呂に入りたいと希望されている方など、様々な症状や状況をお抱えで、自力での入浴が難しい方々に対し、ひとりでも多くの方にお風呂に入っていただき、爽快感や癒やしを体感していただきたいと考えておりまります。そして、私たちの訪問入浴サービスを通じて、日常生活のQOL（生活の質）を向上していただきたいという強い想いで日々の仕事を行っております。

「お風呂＝負担」というイメージもありますが、看護師としての長年の経験から、自律神経の副交感神経を優位にする入浴方法をとることで、負担を最低限に抑えることができるだけでなく、逆に入浴の良い効果を引き出すことが可能です。お風呂の温度、入浴時間、しずめ方など、細かく手順を組み立てておりますので、安全・安心なお風呂をどのような方にでも提供できます。そして、なによりもその人らしさを大切にして、羞恥心やかかわり方にも十分配慮して行っております。

お一人お一人が主人公として歩んでこられた人生に、私たちも寄り添わせていただければ幸いです。